2023/08/18 21:31
2014年の噴火以来、通行禁止になっていた登山ルート「八丁ダルミ」と「ニノ池トラバース」の規制が解除された。
当初、山行の候補に挙がったのが乗鞍岳・木曽駒ヶ岳・御嶽山。
その日の天候や、みんなの意見を出し合って、御嶽山に決定。
規制解除の次の日(2023年7月30日)に入山できるなんて感謝しかない。天候も御嶽山に呼んでもらえたかもってくらいに最高でした。
登山ルートは田の原から王滝口ルートで、王滝頂上・剣ヶ峰・飛騨頂上と3つのピークを踏んで、五の池小屋まで行って戻る行程です。

空は「青より青い」御嶽ブルーで気持ちいい。
途中、開けているところがあれば立ち止まり、見えてる山をストックで指しながら、「あれが八ヶ岳で。あれが・・・」

「ふんふん」「ほんまや」と歓喜の声をあげる。何度も後ろを振り返り「雲海だっ!」「めっちゃ綺麗!」って、全員が連呼するもんだから、なかなか前に進まない。
なんやかんやと喋りながら行く山は、とても楽しい。
こんな雲海の景色が見れたらテンションが上がるわ。

森林限界を過ぎ、徐々に岩肌となり、勾配も急坂になってくると頂上はもうすぐ。
しかし、天気が良すぎ。暑い!ダダ漏れです。




こういう景色を見ると確かに山は生きていると感じる。
と同時に。
「Why do people climb mountains? Because they are there.」という言葉が頭をよぎる。
哲学的な意味合いがある言葉だと思うけど、答えを述べるなら、やはり「そこに山があるから」だろう。



稜線を見ると歩きたくなる。
ピークを踏まなくたっていい。
山に登り、そこで見れる景色は最高。
単純にそれだけ。

まだ見たことのない素晴らしい景色を少しでも多く見てみたい。
いつも胸の中にある言葉。
この言葉は、これからも消えることはないだろう。